PCの素人が、無謀?にも自分でHDDを増設してみました。
実際にやってみると、思っていたより簡単にできました。
増設方法の詳しい説明はありませんが、PC知識の無い自分がHDD増設できるかなぁ~と悩んでいる方は、読んでみてください。もしかしたら参考になるかもしれません。
HDDを増設する理由
大変ありがたい事に昨年から徐々にお仕事が増え、それに伴いお仕事のデータがとても多くなってきました。
今まではgoogleドライブに保存していたのですが(スマートフォン購入時の特典で2年間無料で100GBまで使える)それもギリギリになってきてしまいました。
そこで、外付けHDDを新たに用意しようとしたのですが、主人に「外付けHDDよりも増設した方が安くなるし早く操作できるので、PCの中にHDDを増設しなさい(俺がやるから)」と指摘されてしまいました。俺がやってあげるとは言ってくれたのですが、滅多にないこんなチャンス、折角なので自分でやってみることにしました。
そもそも外付けHDDと増設HDDとは?
私は、外付けHDDと増設HDDの意味がわからないところからのスタートでした。
簡単に比較します。
外付けHDD
外付けHDDとは、HDDが既に箱に入った状態で売っているものです。
なので、素手でどこを触っても壊れません。USBでPCと接続します。
増設HDD
増設HDDとは(と、ここでは説明していますが正式名称は”HDD”のようです)HDDをPCの中に直接取りつけてしまおうということです。外付けHDDの中身だけを用意するイメージです。
箱に入っておらずむき出しの部品が来ます。プリント基板の部分を触ると静電気で壊れます(これはある機器の基盤交換を行っていた元電機屋からの知識なので本当ですよ)
PCとはATAケーブルというUSBより通信速度の速いケーブルで接続します。(この場合PCというよりマザーボードといいます)
どちらにすべきか?
付けHDDか増設HDDかを選ぶには、用途によるかな、と思いました。
●普段は押入れにしまっておくような、子どもの写真やビデオのバックアップには外付けHDD
●今回のように仕事で毎日頻繁に使う場合にはHDDを増設する
のが良いと思いました。
部材購入
こういう部品はどこへ行っていいかわからないので、ネットショップで購入しました。
スペックとかもよくわからないので、それぞれ一番安いものの中から口コミを見てさっくりと決めました。
HDD
この時の最安値のものは、どうやらリユース品(再生品)とのことで、穴の位置が合わなかったとの口コミを発見し、もしそうなると素人には無理なのでやめました。
その次に安価なこちらに決めました。(特に理由はありません。だって判断できないんだもの!!)
起動音がするとかしないとかの記載がありました。確かに音はしましたが、さほど大きい音ではないですし、作業中は大抵音楽を流しているので、そうなるとほぼ聞こえません。 注意点として、HDDには横幅のサイズが数種類あるようです。購入前にPCカバーを開き、取りつけるところの横幅を計測しておいてください。(とはいえ、デスクトップPCはたいてい3.5インチだそうです)
ケーブル
専用?のケーブルです。
30cmだと短くて足りない場合もあったり、長すぎるとファンの邪魔になるとのことで、50cmを購入。
ミリネジ
ミリネジとは、HDDをPCに固定するネジです。4つ必要でした。
インチネジ必要ないのですが、自信がなくて、まあ2種類入ってればどっちかだろうと思い購入。
いざ取付け!
まずは使用する工具を用意します。
左からインシュロック(線をまとめる)、油性マジック、+ドライバー(一般的な十字の大きさでOK)、マステ、ニッパー(インシュロックを切る)、写真には載っていませんが、懐中電灯も必要です。 PCのカバーを取り外した状態です。(作業前の写真を撮り忘れたので既に付いてますが・・・)
アップの写真。
どちらの写真も、全く関係ないコネクタが肝心の増設HDDの前に映り込んでてすみません(-_-;)
こちらのサイト様を参考にしながら取付作業を行いました。
作業方法はPCに詳しい方が沢山説明をしてくれているので、私は、この時素人が注意なくちゃいけないな!と感じたことを書きます。
- PC内部にはプリント基板(緑や紺の板に金属や部品がついているもの)が沢山ついています。プリント基板は静電気が苦手です。素手で触ると静電気が発生し壊れます。静電気が発生しないよう、基盤には絶対触らない様に注意してください。
- HDDは下側がプリント基板になっているので触らない。パッケージから出した後は、梱包時に入っていた青かピンクのプチプチの上に乗せるのがいいです。(静電気防止のプチプチです)
- PC内は暗いので、懐中電灯で照らしながらの作業が必要。
- どれがどのHDDかわからなくなると思うので、今回増設したHDDには「業務用」と書いたマスキングテープを貼りました。(ここでマステと油性マジックが登場です)
- どれが電源ケーブルかわからない!ですが、既に付いているHDDを参考にしました。私は見てもわからなかったので、既に付いているHDDから電源ケーブルを外して口の形を確認してしまいました。(本当なら作業前に確認することですよね・・・余りがあって良かった・・・)
- 電源ケーブルの余りがあるのでそれを使用しようとしたら長さが足りない!という事態が発生!!既についているSDD(HDDのようなもの)なら位置的に届いたので、SDDについていた電源ケーブルを新しいHDDにつけ、余っていた電源ケーブルをSDDにつけ乗り切りました!
- ケーブル口の上下左右に気を付ける。既についているHDDをよく観察する
増設の場合、既にHDDがついているので、それをお手本に同じようにつければいいだけです。
ただ、周りを壊さないように注意が必要です。
いざ起動!
取りついたので、いざ起動です。
失敗して取り外しをするかもしれないことを想定して、PCのカバーはせずに運転しました。
こんな状態。
後ろのコードは繋がっているのに側面はむき出しというなんともおかしな恰好。
カバーをしていないと壊れちゃわないかな・・・と不安に思いましたが、大丈夫でした。
チビちゃんや猫様がいると危ないかもしれません・・・。
取付後は、フォーマット(=設定のこと)が必要です。
こちらのサイト様を参考にしました。
が、私は、この通りうまくいかず、「5」の「ディスクの初期化」画面が表示されませんでした。
どうしたもんか、いやでもわからん、とりあえず再起動してみるか、と再起動してもういちど「1」からやり直すと、今度は「ディスクの初期化」画面も表示され、こちらの説明通りに終わりました。
ちなみに、「9」の「ドライブ文字またはパスの割り当て」は、雨の前奏曲用(弊社名です)なので、preluderainのpドライブとしました。これでも動きました。
また、デスクトップ>PC>今回増設したHDDのアイコンの上で右クリック→プロパティ→画像の赤丸の場所で、このHDDの名前を変えることができます。
まとめ
いかがでしたか?
事前に「増設HDD 方法」などで調べて必要なものや作業内容を確認する必要はありますが、作業はいたって簡単で、調べた通りにするだけでした。もし躓いても、既に取りついているHDDを見本に、同じように取り付ければ大丈夫です。
PC素人でも無事増設することが出来ました。
たまたま持っていたPCが増設しやすかったということもありますが、初めてで自分に出来るか不安で悩んでいる方は、是非チャレンジしてみてください。
何でもチャレンジだな!と思ったりきょうなのでした。
おわり
※なお、この記事を参考にして、いかなる被害や損害があっても当方は一切の責任を負いません。自己責任でお願い致します。
2020/5/11 記事デザイン修正