ことの顛末
パー子を保育園に送り買い物を終えた帰り道、鳥さんがうちの斜め前の道路で亡くなってました。
うちの前はそこそこ交通量がある裏道。車で挽かれたんでしょう。「あ~あ、かわいそうに。ほんとは誰か埋めてあげればいいんだよね」と思って通り過ぎました。
「しかし、誰かって誰だろう?
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・・・・・・・・見つけちゃったし・・・自分が埋めるしかないか。」
仕方がないので、塵取り、スコップ、ゴム手袋、米を用意していざ出陣しました。
道路の真ん中の現場にはまだ鳥さんがいらっしゃいました。挽かれたので直視できない酷いむごい遺体ではあったのですが、まだ砂など被っておらず、そういう意味では綺麗でした。やはり朝家を出てから、家に戻ってくる間に挽かれたんでしょうね。
「(うぅ・・・怖い・・・)コレですまんな;」と、塵取りに乗せ近くの公園へ運搬しました。
近くの公園には木が生えてるエリアがあるのでその木の根元、踏まれないようなるべく公園の端の方に埋めよう・・・と思ったのですが、セミがぶんぶん飛んでくるしなんか水が垂れてくる(セミのおしっこか⁈)もぉ~(´;ω;`)ウッ…
なんとか木の根元に近づけたので、早速掘ろうとあたりを見回すと、セミの抜け殻抜け殻抜け殻・・・・恐い(´;ω;`)ウゥゥ
ひと掘りするとミミズさん(´;ω;`)ウッ…
もう一掘りすると大きいミミズさん(´;ω;`)ウッ…
さらにもう一掘りで黒光りムッシー(´;ω;`)ウッ…大きいぷりぷり芋ムッシー(´;ω;`)ウゥゥ…大きいミミz( ;∀;)ああああああああああああああああああああああ
相当怖かったです。鳥さんより怖かったと言っても過言ではない。
なんとか掘り、鳥さんとお米を入れ、埋葬しました。(お米で良いのか?お花なんかあれば良かったのですが、生憎うち今何も咲いてなかった・・・。)
帰宅りシャワーを浴びてミッション終了(^^)/ヨカッタヨカッタ
思ったこと
思うのは、鳥さんに申し訳ないですよね。
私も車運転するのですが、人間が文明の力で事故させてしまって申し訳ないなと思います。
亡くなった後、土へ還るのが自然なのでしょうが、下はコンクリート。これも文明の力。挽かれたあとの肉はネコとかカラスとかに食べられてお終い? 食べられるのも自然の循環だけど・・・残りの骨とかはどうなるんでしょうね。雨風で道路の端とか排水溝に流されてお終いなのでしょう。それでもいいんだとは思うのですが、その間中ずっと、人間の目に触れられ「うわぇ気持ち悪い」とか思われるのは悲しいなと思います。ただでさえ、なんかよくわからんもん(車)にぐしょって痛くてパパママ子どもたち・・・ってなったのに・・・。
また、今回鳥さんを埋葬したのは、本当に縁だなぁと思いました。
これが、保育園送る道中だったら・・・保育園お迎えの道中だったら・・・家の近くじゃなかったら・・・近くに公園がなかったら・・・このあと急ぎの仕事が入ってたら・・・そもそも子ども産んでなかったら(産む前はもっと冷たかった)・・・色々理由にして、見て見ぬふりをしただろうなぁと思います。
それが、保育園送ってきて一人身だったから、このあと緊急性の用事はなかったから、ふと勇気が出たから、出来たことだなぁと思います。
あ、勿論下心はあります。(本当はこういうのやりたくないと思うダメな生き物だけれど)こういう善い行いをすれば、立派な人間への一歩になるぞ、と思ったから。
実際に終えて、すっきりしたので良かったなと思います。見て見ぬふりは罪悪感が残ります。
ごく普通のみなさんへ言いたいこと
●車で色んな生き物を挽かないように気を付けたいですよね
●(人間以外の)亡くなった方をみつけたら、見て見ぬふりをしないで埋葬してあげられると良いですよね
実行するにはなかなか時間とか運とか勇気とかいると思いますが、お互いできる限り他人の為の行動も起こしたいですね。
(言い方が弱いとは思いますが、あまり強制できる事ではないと思うので、少し遠回しになってしまいますが弱く書きました)
以上